Sagamihara Course

取材/文 吉本/勅使瓦/金子/根本/川内/二条久保/渡邊 (取材:2010年)

木もれびの森

 最近、とても暑い日が続いていますが、皆さんは相模原市にちょっとした避暑地があることをご存知でしょうか?それは木もれびの森なんです!

 かながわの美林50選にもランクインしています。今回この相模原コースを担当した、勅使河原、二条久保、根本は木もれびの森に探検をしにいきました!

 都会から一歩踏み入るとそこは探検家たちの野心をくすぐる大魔境。はたしてそこに待ち受けていたものは・・・!?

 

知っておきたい!
木もれびの森の歴史

 元々木もれびの森は、薪や炭を作るためのいわゆる薪炭林(しんたんりん)だったので、クヌギやコナラなどの木を定期的に伐採していましたが都市化やエネルギー資源の変化などから薪炭林としての利用価値が減りました。
 最近では多くの動植物の貴重な生活空間として、雑木林の存在価値が見直されており、一部はレクリエーションや憩いの場として利用されています。木もれびの森の雑木林も、都市に残る貴重な緑として地域住民や森林ボランティアによって維持管理されるようになりました。また、畑地かんがい用水路跡を利用した相模緑道緑地やわずかに残るクワの植物により、かつてこの地で展開されていた農業振興策や養蚕業の隆盛の歴史をうかがい知ることができます。

 古淵駅から歩くこと20分。

 太陽が照りつける中、タオルで汗を拭きつつやっと待望の入り口に到着!駅から南へ直進なので、迷うことなくたどり着くことができました。高まる鼓動を抑えつつ、いざ木もれびの森へ!!

 一歩入るとそこには虫の音やマイナスイオンがいっぱい!目の前は県道があり、交通量が多いはずなのに、ここはまるで別世界!思わず満面の笑みに!

また、クヌギやコナラなどを中心とした落葉樹の雑木林が、太陽から私たちをさえぎってくれました。


最後に、私たちが撮ったベストショットをどうぞ。

 木々の間から太陽の光が差し込んでとってもきれいです。

 嫌なこともすべてふっとんでしまうほどでした。

 四季折々の表情を楽しませてくれる木もれびの森。その中でも、雑木林のきれいな緑が映える夏は特におすすめです。

 今回、私たちが歩いたのはほんの一部でしたが、実際には、相模原公園−淵野辺公園-宇宙科学研究所・博物館-木もれびの森-相模原麻溝公園に至る約10km所要時間3.5時間の絶好の散策コースです。皆さんも、この木もれびの森に足を運んで、すばらしい自然を体感してみてはいかがでしょうか。

 くれぐれもスズメバチにはご注意を!