Special Planning

取材/文 吉本/村上/渡邊 (取材:2010年)

スペシャルプラン☆相模原のちょっと離れた場所

 こんにちは!渡邊、村上吉本です!
 今回初☆Special Planningでは相模原市のちょっと離れた場所をテーマにこの企画とチョイスした場所をお見せしようと思っております!

吉本「そのチョイスした場所ってどこなの!?」
渡邊・村上「・・・笑」
吉本「そんなもったいぶんないでおしえてよ〜!」
渡邊・村上「しょうがないな〜ずばりそれは・・・」

そう!石老山!!なんです!ご存知でしょうか?

 最近登山が流行っているところからこの場所をチョイスしたのですが正直甘くみていました。もうとにかくすごい!登りがいありすぎ!

 この企画は渡邊・村上を中心にまず現地へと足を運んでもらい、写真をとったり山に登ってそのすごさを体感してもらいました。

 この記事を見ていただいた皆様に相模原市の大自然を是非とも味わって頂きたく思いその体験談とともに石老山について語っていきたいと思います。

 それでは!It’s show time!

 

石老山

=石老山概要=

 2010年4月に政令指定都市となった相模原市は、とても緑豊かな面をも持った都市でもある。石老山は丹沢山地の北部、神奈川県相模原市にある標高694.3mの山。
 北部には相模湖がある。関東百名山の一つ。関東百名山というのは「山と渓谷社」によって選ばれる関東の山々のこと。品格や歴史、個性を重視して選ばれ、古くから登山者に親しまれた山々。7km程のハイキングコースが整備されていて、手軽に登れる事から、日帰りハイカーに人気がある。
 この山の中腹には平安時代の建立と言われる顕鏡寺と言う寺があり、この山は数々の奇岩、巨岩が豊富で、そのひとつひとつに伝説があって、相模湖と併せてとても神秘的な山である。

「集合」 11:00

 神奈川県茅ヶ崎市の自宅から電車に揺られ1時間半、相模湖駅に到着。着いてから目に飛び込んだのは、「ようこそ水と緑の里へ・ハイキング石老山」の文字。これから登ろうとしている私を出迎え、勇気づけてくれた。私たちは共に、頂上を目指すという目標を胸に出発しはじめた。

「石老山入り口」 11:35

 相模湖駅から、バスに揺られて20分。「石老山入り口」のバス停で下車した。大きな案内板には、頂上までのルートが記されている。2種類のコースがあり、私たちは初心者だったのでノーマルコースを歩くことにした。登山にあたって必需品となるドリンクを自動販売機で調達し、きれいな公衆トイレで用も済ませた。ここから私たちの山登りがスタートした。

石老山の自然

自生している蘭やアジサイも
見ることができます。

日常とは離れた景観!!

「石老山表参道」 11:50

 先ほどの案内板から、多くの民家を抜けて15分歩いた。どうやら石老山入り口が山のスタートではなく、どうやら石老山表参道から本当の山登りの出発点みたいだ。

 ここまで来る間の坂と暑さで、私たちは少しへばっていたが途中で会った通行人の励ましが救いになり、気が引き締まったように思えた。

「顕鏡寺」 12:10

 私たちは、ここで選択ミスをしてしまった。石老山表参道には登山用の駐車場があり、そこから登頂開始するはずだったがそれを見過ごしてしまい、またも民家に続く坂道を上っていた。

 なかなか山に登ることができず、気付いたのは、「顕鏡寺」という山の中のお寺に着いた時だった。お寺の入口近くから本格的な登山道が始まり、お寺で無事に登頂できることを祈願した。

 辺りもやっと山らしくなり、今度こそ、間違いなく山登りが始まった。

「見晴らし台」 12:50

 途中何回かの休憩をはさみ、石老山入り口から、1時間ちょっとで山の7割を登った(500m)。鬱蒼とした森の間を縫っていくと突然明るい光とともに開けた場所に出る。融合平展望台である。そこには見晴らし台があり、相模湖と相模湖周辺が一望できた。中央自動車道や中央線が小さく見えて、なんだかガリバーのような気分になった。ここに来るまでとても長く感じ、頂上まで登るのをあきらめかけたが、景色を見て出発した時の意気込みが、再び起きた。

気持ちーーーーー

この階段を登ると・・・・・・→

やっほ〜!!

「頂上」 13:35

 見晴らし台から、さらに傾斜がきつくなった。長い坂道を登るととうとう階段に差し掛かった。24時間テレビの100kmマラソンのように、頂上のゴールにはゴールテープと多くの観衆がいることを想像し、私たちはゴールに向かって一歩ずつ階段を登って行った。

 石老山入り口から2時間、標高694メートル。石老山頂上に到着した。山頂のしるしの木を見て、達成感に包まれた。頂上からの景色は、あいにくの霧であまり良く見えなかったが、天気がいい時は富士山を見ることができるらしい。

 またこの山頂から篠原方面等、多くの登山口や丹沢山系の山々に経由していくこともできる。友人と2人で記念撮影をして、しばらく休んだ。弁慶の力が通用しないほどの硬さとは…。 奇岩怪石の山に相応しい荘厳的な雰囲気である。巨大な岩にはそれぞれ云われがあり、それぞれ説明板も設置してあるので、一層登山を楽しいものにしてくれる。

 登る前は、来た道のノーマルコースで下山する予定だったが、山のふもとの温泉で汗を流す予定で、別のルートで下山を開始した。傾斜も激しくなり、今までの疲労の蓄積で登るよりも下る方が、きつく感じた。二手に分かれる場所で、私たちはまたルートミスをしてしまったようだ。明らかに、下っている気配がなく尾根を歩いている感じがしたからだ。やっと開けた場所に出たと思ったら、別の見晴らし台に着き案内板を見て、がっくりと肩を落とした。

 私達はチャレンジコースを降りていたようだ。引き返すわけにも行かず、進むことにした。このコースは上級者向けのコースとなっていて、登る際にしっかりとしたトレッキングシューズ等を履いていれば危険も少なくなるだろう。それからは、人が通れる道なのかという道を下って行った。しかし、木々の葉から差し込む、木漏れ日はここならではのものだった。きれいな湧水を見つけ、私たちは一目散に駆け寄り、水をすくった。美味しい水は、私たちに下山までの力を与えてくれた。

「下山開始」 13:50

眼下には相模湖町

自然の水でリフレッシュ

鬱蒼とした森の中から
木漏れ日が、幻想的!

「終了」 15:15

 さらに険しくなる道を、ひたすら降り、下山から1時間半ほどで、ようやく地上に降り立った。キャンプ場がゴールだったので、子供たち楽しそうな声を聞いて、なんだかほっとしてしまった。

 自動販売機を見た瞬間とたんに安心感につつまれ、無事に下山できたことに喜びを分かち合い乾杯した。帰りのバス停までの道で、振り返って山を見ると、その大きさを再び目の当たりにし、大きな達成感を胸にその場を後にした。

 結局、私たちはノーマルコースとチャレンジコースを両方体験したのである。道を間違えるのも、悪いことではないと思った。むしろ新しい発見ができたことはよかった。6時間の石老山登頂は、日帰りでも、気軽にできる(コースを間違えなければ・・・笑)ので、ぜひ1度は石老山に足を運んでみて下さい!

 それではこれにてSpecial Planning、相模原市→石老山の体験談を終了させていただきます!ありがとうございました!