コンソーシアムニュース

20年10月
さがまちカレッジ人気講師が推せんする「わたしの一冊・わたしの一本」 櫻井奈津子先生

新型コロナウィルス感染症の影響でお家で過ごす時間が増えた方が多いと思います。
そこでさがまちカレッジでは、これまでに様々な分野の講座を担当していただいていた先生方に、
【おすすめ】先生が担当した講座に関する勉強ができる作品
【おためし】新しいことを勉強する良いきっかけになる作品
【お気に入り】先生の好きなことに関する作品や、先生の心に残る作品
の3つの分類から書籍や映像作品などを紹介していただきました。

「読書の秋」の今月は、一般講座の先生方からの推薦作品を紹介していきます。

この機会に新しい一冊、新しい一本との出会いを楽しんでいただけるとうれしいです。

今回は、和泉短期大学児童福祉学科の櫻井奈津子教授です。
櫻井先生が担当したさがまちカレッジ:児童虐待をなくすために-オレンジリボンを知ろう-
「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、
子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動で、和泉短期大学では例年学生たちがこの運動に取り組んでいます。

【おすすめ】コルチャック先生のいのちの言葉 子どもを愛するあなたへ
対象:高校生以上
紹介文:「子どもには誤りを犯す権利があります」「子どもには失敗する権利があります」とは、ヤヌシュ・コルチャックの言葉です。
第二次世界大戦中、強制収容所に送られたコルチャック先生は、医者であり、孤児院の院長であり、児童文学家でもありました。その著作や日々の活動を通して、子どもには保護されるという受動的権利だけでなく、子ども自身が自ら考え・行動し、自分自身の人生を歩んでいくという能動的権利の保障が必要であると訴え、「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)に最も大きな影響を与えた人と言われています。
この本は、子どもへの深い洞察や思いを表している言葉を、彼の2冊の著作から引用し構成されています。
子どもは愚かではありません、
愚かな子どもはいるでしょうが、
それは愚かな大人がいるのと同じです。(「コルチャック先生のいのちの言葉」より)
子育てや子どもとその家族への支援に携わる多くの人に、手に取っていただきたい1冊です。