SDGs ジェンダー平等について考える

私たちのチームは、「SDGsゴール5 ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに企画立案しました。3月8日、私たちのチームは、プラン・インターナショナル主催の、「国際女性デー2019トークイベント 夢を実現するために〜ジェンダー平等へのステップ角田光代さん✕増田明美さんを迎えて〜」に参加しました!そこで聞いたことを踏まえて、私たちでジェンダー平等について全力でトークをしてきました!今回の記事では、そのトークの一部始終を公開します。

ジェンダーという言葉に対してのイメージ

ゆりっぴ: ジェンダーって、具体的にはどういう意味なんですか?

ともち: ジェンダーって聞いても、パッとは浮かんでこないよね。私もそうだったので調べてみました。「性別に基づいて社会的に要求される役割などの社会的性差」と出てきました。つまり、「男性、女性は〜すべき」とか、そういうことかな。たとえば、「男の子なんだから泣かないの」とか。正直、ジェンダーという言葉だけを聞いてもよくわかってなかったというのが本音。私と同じように、ジェンダーって言葉を知っている人は多いと思うけど具体的にどういう意味なのか知っている人は少なそうだと思いました。

ゆりっぴ: 「ジェンダーレス男子」とかいるじゃないですか。

ともち: ジェンダーレス男子?それってどういう意味なの?

ゆりっぴ: ジェンダーレス男子は、中性的な顔立ちで、男の子がメイクしたり、美容に気を使っていたり。そういう人のことをジェンダーレス男子っていいます!すごく美しいんですよ。最近はそういうのが浸透しているから、ジェンダー差別とかって聞いても、聞き覚えはあるけど昔よりは差別が和らいだのかなと思います。SNSでも有名な人とかいるし。

ともち: 男性のアイドルとかでもメイクしている人多いしね!男の子がすごく見た目に気を遣っていても、変だって昔よりは思われなくなったのかな。今の時代の方が。私の感覚ですけど。

とみー: テレビとかでも、オネエというか、そういう人が増えていて、受け入れやすい感じになってきていそう。

ジェンダーの視点で実際に自分や友達が経験したこと

ゆりっぴ: 私は逆になんか、真っピンクの小物とかミニスカートとか"女の子らしい"が行き過ぎて、男の子とかにバカにされたことがあります。だから男の子っぽいものが好きで、バカにされているような人もいるのかなあとは思います。

ともち: 自分はスカートよりズボンが好きだから、って理由でズボンしか履かない女の子とか、逆に男だけどオシャレでスカート履きたいって男の人もいるだろうしね。実際、スカートをオシャレで履いている男の人もいるし、レディースの服着ている人とかいるし。時代とともにやっぱり少しずつジェンダーに対する考え方が変わってきているのかなと思いました。
あと私の友達で、身体と心の性別が合致してない人がいるけれど、その人は人一倍明るいイメージがある。私が知らないだけでいろんな思いをしてきたのかもしれないけど、すごく明るくて話していて楽しいし、オープンにしていれば受け入れられることも多いかもなと思う。

れいちゃん: ゆりっぴが言っていた話と通ずるのですが、昔男の子しかいない部活に女の子が1人で入部していたことがあって。ただ自分がやりたいって理由で入部していた。そうやって周りの目とか、暗黙のルールみたいなのも気にせずやりたいことやっているのはすごくかっこいいと思いました。

ジェンダーの問題についてこう考える

とみー: ジェンダーの問題って聞くと女性が取り上げられていることが多い印象かな。性被害に合ったり、会社で認められなかったり。逆に女性専用車やレディースデーなど女性が優遇されたものとかもあって、それに不満に思う男性もいると思うけどね。

ともち: 社会的立場の名残りがありそう。昔の、女性の方が下みたいな風潮?が。でも男の人もそれこそスカート履けないとかメイクしていたら変とか、髪伸ばすのも...。

ゆりっぴ: ファッションにおいては、今の時点では女性の方がいろいろ楽しめる気がしますね。

ともち: でも、「女性は就活のときは、絶対ヒール履け」みたいなのもよくSNSとかで文句言われているの見るよね。学生の時は化粧するなって言われるのに、大人なんだから化粧しろとか急に言われたり。

とみー: 『くつう』って言葉を知ってる?女性はパンプスがドレスコードになっていて足が痛くなったり、”くつ”に引っ掛けて”くつう”というんだけど、就活の時みんな同じ格好なのはどうなのかな?

きたそ: 企業は個性を求めているっていうけど、みんな同じ格好で個性を出せるのかな?それで個性を見抜けるのかな?男性もひげをはやしちゃダメとか、ジェンダーとファッションってすごく関わっていると思う。その人の自由にできる企業があったらいいよね。

ともち: そういえば靴の話関連なんだけど、昔中国?で、"足が小さい女性が美しい"みたいな文化があったって聞いて。

ゆりっぴ: 纏足(てんそく)ですか?!あれ怖くないですか?

とみー/れいちゃん: なんですか?

ゆりっぴ: 昔の中国で、女性は足が小さい方が美しいみたいな文化があって、小さい頃から足に布を巻いて締め付けて小さくするの。骨の形とかも変わっちゃう。写真で見るとすごくいたそう。

とみー: 私はこの間ニュースで、海外の内戦が多い国では小さい女の子が結婚させられているっていうのを見ました。みんなお金がないから、親が大人の男の人に娘を売るように、嫁がせるってことです。

ともち: 夫婦別姓とかもたまにニュースになっているよね。

ゆりっぴ: あ!確かに!それ思いつかなかったです!

ともち: 男の人の名字になるっていうのが、普通っていうか常識というか、当たり前になりすぎていて。でもよくよく考えてみたら、別にそうする必要ってない、って思うよね。自分の名字を変えたくないとか、いろんな人がいるし。

れいちゃん: 江戸時代とか、もっと前からそういうのってあったんですかね…

きたそ: イベントでも言っていたけど女性ももっと声を上げて言いたいことを言える環境を作ってあげたらいいんじゃないかな。それで全部はき出せば楽になると思う。

ジェンダーの問題がこうなったらいいという理想と自分たちにできること

ともち: 私は、性とか関係なくほんとうに自由になるといいなって理想論があります。今活動している支援団体とかたくさんあると思うけど、それすらも無くなって、本当に"当たり前"になる時代が来たらいいなと思う。

れいちゃん: 男性が、女性が、じゃなくてみんなが1人の人間として見られるようになったらいいなって思います。男性も女性も「こうあるべき。」とか「こうじゃないといけない。」という概念を持つことはやめて、お互いに尊重して高め合っていけたらいいのではないでしょうか。

とみー: 理解をするための教育にもっと力を入れたらいいと思う。小学校とか、小さい頃から教えればもっと理解も深まると思う。

ゆりっぴ: 女性皆が、性差別撲滅運動の歴史とかを知っておくべきですね。画家とか、小説家とか女流作家がいま普通に作品をだせているのは今まで頑張ってきた人たちのおかげであって、私は学校でアートを学んでるんですけど、美術作品とかもいま当たり前に発表できているのはその人たちの努力があってこそだから有り難みを感じなきゃと思います。

紙面班:ゆりっぴ

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