コンソーシアムニュース

20年07月
さがまちカレッジ人気講師が推せんする「わたしの一冊・わたしの一本」 高槻成紀先生

さがまちカレッジでは、新型コロナウイルス感染症の影響で今年の夏休みこども体験講座の実施を取りやめています。
そこで、いつもさがまちカレッジで楽しい講座を開いていただいている先生方に、
【おすすめ】先生が担当した講座に関する勉強ができる作品
【おためし】新しいことを勉強する良いきっかけになる作品
【お気に入り】先生の好きなことに関する作品や、先生の心に残る作品
の3つの分類から書籍や映像作品などを紹介していただきました。

夏休みの自由研究や新しいチャレンジの参考にしていただけるとうれしいです。

初回は、麻布大学いのちの博物館名誉学芸員の高槻成紀先生です。

【おすすめ】多摩川百科こども博物誌 動物のくらし
高槻先生が担当したさがまちカレッジ:動物の頭の骨を観察してみよう
対象:小学1年生以上
紹介文:これまで私はさがまちカレッジで「動物の頭の骨を観察してみよう」という教室でお話をしました。それは博物館にあるシカやタヌキなどの動物の本物の頭の骨をよくくらべることで、そのちがいを学んでもらうためのものでした。参加した子どもたちはとても熱心にスケッチをしていました。たとえばシカは草を食べるために上が平らになった歯をもっていてその歯の列は長いものでした。これにくらべるとタヌキはくだものや動物も食べるので、歯はするどくとがっていました。動物の頭の骨を観察することはその動物のくらしを知ることです。その意味で「動物のくらし」という本をおすすめします。この本は哺乳類だけでなく、鳥やヘビ、カエル、魚なども紹介し、それぞれの動物がどういうくらしをしているかをすばらしいイラストでえがいています。そして動物の食べもの、くらす場所、子育てなどが学べるくふうがしてあります。夏休みなどにじっくり読んでみてください。