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13年12月
講演会「東日本大震災が問いかけるもの」(桜美林大学)

桜美林大学国際学研究所は、「東日本大震災が問いかけるもの:今、原子力発電を問う —技術から見た脱原発の可能性— 」をテーマに、講演会を開催します。
これまで原発問題は政治、経済、医学、環境、哲学、思想等、様々な視点から論議されてきました。しかし、技術の視点からの検討があまりされていません。
脱原発には、代替エネルギー技術や大容量蓄電技術などの新たなエネルギー技術と原子炉の解体技術や放射性廃棄物の処理技術など新たに廃炉技術を確立していかなければなりません。
前者の新エネルギー技術開発には、これまでオイルショックを契機に始まったサンシャイン計画やムーンライト計画などに巨費が投じられましたが、成果がないままに今日に至っています。後者の廃炉技術に至っては、いまだ計画さえ立てられていない状態です。
「為せばなる」と小泉元首相が楽観視するほどに日本の技術力はあるのでしょうか。何よりも、ある意味「後ろ向き」の技術である廃炉技術開発に情熱を傾ける人材を今後数十年にわたって確保できるのでしょうか。
脱原発について今一度、技術の視点から考えるときではないでしょうか。

日時:2013年12月18日(水) 17:50~19:20(第6限)
場所:桜美林大学 町田キャンパス 明々館 A304
詳細:桜美林大学