素敵な空間でひとりの時間を楽しみたい!そんなアナタにひとりでも気軽に入れるお店を紹介します☆おしゃれなカフェで自由気ままな時間を過ごしましょう♪
カフェこたつ
「あたたかさ」があるカフェ

橋本駅から3分ほど歩いた所に店を構えるカフェこたつは“あたたかさ”をコンセプトとしている。店内に一歩足を踏み入れると、白熱灯の照明、木製のテーブル、アンティーク調の椅子や多くの観葉植物が迎えてくれ、お洒落であたたかい。元々サラリーマンだった店主が、仕事の合間に行く個人経営の飲食店のあたたかさに魅力を感じ、お腹だけでなく心も満たされる店を地元の橋本にも、という思いから2007年に開業した。
カフェではあるが、食事目的で来店する女性ファンも多い。その理由の1つに、安心安全な食材を使い、体にやさしい食事を提供することがある。玄米や豆乳、多くの野菜などを使用した、体が喜ぶヘルシー志向なものが多く、1人暮らしをしている人や、普段栄養が不足しがちな人にとっては大変嬉しい。

ランチメニューには、とろろ、玄米チャーハン、カレーの3つの定食があるが、なかでも店主のおすすめは週替わりのおかずを2種類から選べるとろろ定食だ。他の2つの定食も、それぞれ週替わりのチャーハン、カレーを2種類から選べるので、 毎日通っても飽きずに楽しめるランチメニューとなっている。
17:30から始まるディナーメニューでは、神奈川県の地ビールやオーガニックワインを味わうことができる。料理の種類も豊富で、なかでも開店以来1番人気は「とりのからあげ すりおろしりんごソース」だ。ジューシーでとってもやわらかい唐揚げに、甘酸っぱくさわやかなりんごソースがよくあって、いくらでも食べられそうな美味しさだ。カフェメニューでは、バナナを丸ごと1本使った「黒ゴマバナナミルク(黒糖入り)」や、注文を受けてから作る、こたつオリジナルの豆腐をふんだんに用いた「とろける豆腐のはちみつトースト」がおすすめ。
店内にはカウンター席や小さなボックス席があり、ひとりでふらっと立ち寄るには最適だろう。こたつのようなあたたかで落ち着ける空間で、自分だけの時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

取材・文 宗徳/嶋崎/島谷/笹瀬 2012.1

グリルママ
どこか懐かしい雰囲気の洋食屋

店頭に置かれた大きなメニューディスプレイには、食欲をそそる料理がたくさん並び、思わず足を止めてしまう。昔ながらの茶色がかった窓ガラス、暖色の照明に誘われて店内に入れば、名物ママがあたたかく迎えてくれ、どこか懐かしい気分になる。そんなグリルママは、店主の先代が戦後まもない昭和32年に淵野辺で開業し、その後町田に移転。小田急百貨店と同じ日にリニューアルオープンしたという歴史を持つ、古き良き洋食屋さんだ。店内には2人掛け、4人掛けの席があり、1人で来てゆっくりと新聞を読みながら食事を楽しむお客さんも多く見受けられる。普段はサラリーマンの男性客が多いが、お昼時や仕事帰りなどに1人で来る女性客も全体の3割程度いる。良心的な値段の割にボリュームがあるメニューが多いので、1人暮らしの学生にもおすすめのお店だ。

11時からのランチタイムでは、ポークヒレカツランチやミックスフライランチなどボリュームたっぷりの6種類のメニューが720円で楽しめるうえ、夕方5時まで利用できるのが嬉しい。中でも1番人気は「若鶏の生姜焼き定食」。ヘルシーな若鶏の生姜焼きに2種類のミニサラダ、小コロッケ、スープ、ライスがついて720円とあって、女性にも大好評のメニューだ。夕方5時からのディナータイムは、50種類以上もの豊富なメニュー数に驚かされる。その中からたったひとつ選ぶなんて無理、という優柔不断な方には、ハンバーグやフライ、ステーキなどを組み合わせたセットメニューがいいだろう。人気メニューは、100gのハンバーグ、2本のエビフライ、チキングラタンがついて1100円という「トリオ」だ。これを注文した女性にはサラダがサービスされるので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。 また、11月から3月の期間、グリルママでは美味しいカキフライを楽しむことができる。この期間はカキフライ定食が登場するだけでなく、ランチの定食やセットにつくカニクリームコロッケがカキフライに変更となる。ご主人も強いこだわりを持って提供しているカキはぷりぷりで大きく、口に入れた瞬間に濃厚な味わいが広がる絶品だ。
1人で入るには最初は少し勇気がいるかもしれないが、グリルママはひとたび入れば懐かしさを覚える雰囲気と期待を裏切らない料理の数々に魅了され、また足を運びたくなること必至である。

取材・文 宗徳/嶋崎/島谷/笹瀬 2012.1

宮越屋珈琲
大人な雰囲気ただよう本格派喫茶

札幌発祥のコーヒー専門店で、昨年10月に町田駅前にオープンしたばかりの「宮越屋珈琲」。お店に一歩足を踏み入れると、町田にいることを忘れそうなくらい上品で落ち着いた雰囲気が漂っている。ダークブラウンを基調とした店内には、大きなスピーカーからジャズが流れ、古き良き時代の本格喫茶店を彷彿とさせる。お店の名前から分かるように、なんといっても宮越屋珈琲のポイントは深い味わいを持つコーヒーだ。コーヒー豆本来のコクと香りを引き出すネルドリップ方式で淹れられた宮越屋のコーヒーは、その重厚感のある上質な味わいゆえに大勢のファンを持つ。こだわり抜かれたコーヒーを味わいながら、くつろぎのひとときを楽しもう。

広い店内にある席数は、なんと126席。1階にはカウンター席があり、マスターがコーヒーを淹れている様子を眺めることができる。2階にはボックス席やテーブル席があり、ひとりでのんびりとコーヒーを味わう客も多い。定番のフレンチスタンダードは650円。コーヒーだけでなく、ココアや紅茶などのメニューも充実しているので、コーヒーが苦手な人も楽しめるだろう。ココア(800円)はほどよい甘さでとてもおいしい。さらにお得なのが950円のケーキとコーヒーのセットだ。どちらも数種類のなかから好きなものを選ぶことができる。また、お店の入口では宮越屋の自家焙煎コーヒー豆を販売している。宮越屋珈琲が目指すのは、「コーヒー通をうならせる究極のコーヒー」ではなく、「誰でも普段の生活の中で楽しむことができる最高においしいコーヒー」であるそうだ。気軽に入れる本格派喫茶として、ぜひおすすめしたい。

取材・文 稲垣/鈴木/高橋 2011.9

705cafe
ナチュラルで可愛らしいほっこり系カフェ

“「人と人」「人となにか」を繋ぐカフェ”がコンセプトの705cafe。店内にはほんわかとした温かい空気が流れている。この705cafeのオーナーは、20歳の時にカフェの開業を決意し、24歳でその夢を実現させたそうだ。こぢんまりとした店内は、自分の家のようにくつろげる空間になっている。おしゃれで洗練されているけど親しみやすく安心できる、これが705cafeの魅力だろう。若者が多い町田で、夜遅くでも安い値段で楽しめる空間を提供したいという思いから23時まで営業しているそうだ。仕事帰りにふらっと立ち寄るのもいいだろう。また、705cafeでは飲食だけでなく、ライブや個展、クラフト教室などを積極的に開催している。手作りの可愛らしい雑貨も販売しているので要チェックだ。

お店の真ん中には大きな木製のテーブルがあり、さらには小ぶりのソファーやチェス盤、ジェンガなども用意されている。壁には旅に関する書籍や雑誌がディスプレイされており、客は自由に手に取って読むことができる。くつろぐための空間が自然に作られていて、何時間でもそこにいたくなる居心地の良さ。ひとりでゆっくり読書したり、物思いにふけったり…そういったことが気兼ねなくできる空間だ。おすすめのメニューはケチャップでのデコレーションが可愛いオムライス(800円)。ふわふわのたまごが絶妙で、女性にとって食べやすい量になっている。ドリンクメニューも、コーヒー(300円)・キャラメルラテ(500円)・ハニーラテ(500円)・ゆずジンジャー(500円)など、かなり種類豊富だ。また、12:00から16:00までランチタイムになっており、お得なセットが楽しめる。ほっとする空間の705cafeでひとりの時間を楽しもう。

取材・文 稲垣/鈴木/高橋 2011.9