コンソーシアムニュース

20年10月
さがまちカレッジ人気講師が推せんする「わたしの一冊・わたしの一本」 岩本直樹先生

新型コロナウィルス感染症の影響でお家で過ごす時間が増えた方が多いと思います。
そこでさがまちカレッジでは、これまでに様々な分野の講座を担当していただいていた先生方に、
【おすすめ】先生が担当した講座に関する勉強ができる作品
【おためし】新しいことを勉強する良いきっかけになる作品
【お気に入り】先生の好きなことに関する作品や、先生の心に残る作品
の3つの分類から書籍や映像作品などを紹介していただきました。

「読書の秋」の今月は、一般講座の先生方からの推薦作品を紹介していきます。

この機会に新しい一冊、新しい一本との出会いを楽しんでいただけるとうれしいです。

今回は、東京家政学院大学現代生活学部食物学科准教授の岩本直樹先生です。
岩本先生が担当したさがまちカレッジ:今より確実に元気になれる「半端ない健康講座」

【おすすめ】心もカラダもスッキリ!不調知らず!食べ方レッスンBOOK
対象:中学生以上の方
紹介文:私が担当した『半端ない健康講座』でのテーマは「早寝・早起き・朝ごはんのススメ!」でした。そこでは、朝ごはんを食べることの重要性や、朝ごはんの食べ方や内容についてお話ししました。
今回ご紹介するこの本には、朝ごはんを食べることのメリットや食べないことのデメリットについて書かれているのはもちろん、食や栄養に関する様々な疑問について、楽しく解説されています。
四コママンガやイラストがふんだんに使われているため、分かりやすく読み進めやすいので、「栄養学」に興味のある中学生くらいからおすすめです。
この本を読んで、自分のライフスタイルに合った「健康食」について学び、実践してみてください。

 

【おためし】おなかのこびと
対象:未就学児~小学2年生程度
紹介文:私には、7歳になる長男がいます。この子が生まれて間もない頃から現在までほぼ毎日、絵本を読み聞かせています。
そんな彼が5歳になった頃、テレビ番組の『バビブベボディ』(NHK、2018年~)や『はたらく細胞』(TOKYO MX、2018年~)を食い入るように観ており、体の中のことについて興味を持ち始めていたので、『おなかのこびと』を読んであげました。
この絵本は、読む側の伝え方次第で「早寝・早起き・朝ごはん」などの正しい食習慣を身につけさせることができるだけでなく、「食を営む力」(自ら食べ物を選択する能力)を養うこともできると思います。また、子どもが好きな“こびと”や“うんち”が出てくるのでページをめくるたびに声を出して笑っていました。私の中では評価の高い絵本です。
最後のセリフはインパクトがあり、読み終わった後の子どもには余韻が残ります(笑)。うちの子は、大声で連呼していました(笑)。

 

【お気に入り】教師の力 教室の「空気」を入れかえる
対象:一般の方
紹介文:私は、大学院の博士課程に進学したばかりの時に、夢だった大学の専任講師のオファーをいただきました。それまで研究に没頭していたので大慌てで授業の準備を進めたのを覚えています。
大学の教員になるには、小学校や中学校の先生のように教員免許を取得する必要はありません。したがって、私は「良い授業展開」や「良いクラス運営」について独学で学んできました。
たくさん読んだ本の中で『教師の力』は、私のお気に入りの1冊です。この本で学んだことは“教科の内容というよりもそれ以前の「授業の雰囲気」を意識することで、学生たちの授業へのモチベーションが変わる”ということです。この本には出席の取り方や声の出し方、話し方、プリントの印刷の仕方など、授業の雰囲気が変わる様々なポイントが書かれています。
この本に書いてあることを実行できるように、これからも読み返していきたいです。