誰かが使わなくなったものでも、他の誰かが使いたいと思っている

私たちは、「SDGsゴール12 つくる責任つかう責任」をテーマに企画を考え、さがまち学生Clubメンバー16人で物々交換会を行いました。「誰かが使わなくなってしまったものでも、別の誰かが使いたいと思っているかもしれない」という考えをベースに、企画をつくっていきました。また、これを機に簡単に物を捨ててしまうのではなく、誰かしらには使ってもらえるという考えに自分たちがなれると思いました。

物々交換会のルール

物々交換会のルールとして、参加する学生メンバーには読まなくなった本、または読んでもらいたいと思った本や、使わなくなってしまった文房具類を、数は自由にいくつか準備してもらいました。交換会では、自分が持ってきたものの数だけ持って帰れるというルールにしました。

それぞれ、持ってきたものについて1個につき約10秒で説明してもらいました。10秒の説明だけで欲しいと思わせたり、是非持って帰ってもらいたい!とプレゼンテーションするなど最初から盛り上がりました。

1つずつ説明を聞いた上で、何を持って帰ろうか3分間考えてもらいました。3分経ったと同時に、選んだものを一斉に指を差し、誰とも被らなかったら手に取ります。

第1回目。全員が、交換成立できました。

上記の内容を、本・文房具類がなくなるまで行いました。第2回目は、選ぶ時間が30秒という短さでしたが、直観で選ぶことで、よりそのものに対する思いも強くなります。

持ち帰りたいものが被ったらじゃんけんで決めます。

この企画に至った経緯

SDGsを通して、今後自分に関わりのある・知識として学びたいと思ったのが『つくる責任・つかう責任』でした。例えば、洋服は生活する上で必ず増えていく物です。ですが、いずれ入らなくなったり、好みが変わりいらなくなったりします。そんな時に、毎回捨てるのがもったいないと感じ、捨てる以外に方法がないかなと毎回考えていました。この考えに、「つくる責任つかう責任」はマッチすると思ったのが経緯です。

どうしたらものを捨てずに使うようになるのか?

物を捨てるという行為は、決して悪いことではないし、捨てずに使い続けろとは思いません。ただ、捨てるという行為以外にも他に、使い道があるのは確かです。それが何なのかを考えた結果が、『交換・譲る』というアクションです。
今回から私達が実施したように対象が本の場合を考えた時。本というのはボロボロになったり、内容が読めなくならない限りは、つかえるものです。そしたら、物々交換をやってみたり誰かにプレゼントするのも捨てない方法の1つだと思います。

感想

今回、物々交換会をやってみて、ものを「捨てる」のは、物凄く勿体無い行為だと感じました。自分が要らなくても、他の誰かは必要としているという発見ができました。現在、日本ではゴミの廃棄率が高いことが問題になっていますが、私達が行った交換会を参考に、それがどれだけ勿体無い行為なのか、理解してもらえればいいなと思っています。
自分が必要としている量を理解できれば、日本人特有の「勿体無い精神」でゴミ問題が解決できるのではないでしょうか。

最後に

誰かが必要と無くなったものの交換会ということで、ちゃんと交換が成立してくれるのか心配でしたが、ご覧の通り全員が交換成立することができました。また、物々交換会終了後には「楽しかった。また、本や文房具類ではないものでもやってみたい。」「自分だったら、絶対に買わないものが手に入り、興味が持てた。」「自分が要らないと思ったものでも、他の誰かに手に取ってもらえて良かった」等、高評価が得られました。

映像班:つね

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