さがみはら生物多様性シンポジウムに参加しました!

「生物多様性」について調査したさがまち学生Clubが、「さがみはら生物多様性シンポジウム」に参加した体験記です。

約半年間、私たちは生物多様性について学び、考えてきました。この企画に参加する前の私たちは、生物多様性という言葉すら知らない状態…、市役所の方、博物館の方、様々な人に生物多様性についてのお話を聴いてきました。そこで、初めて私たちの生活は生物多様性のたくさんの恵みによって成り立っているということを知ったのです!

食材、木材、伝統文化、災害抑制、気候調節、酸素供給、土壌形成などなど…生物多様性が崩れてしまったら人間どうなってしまうのだ…恐ろしいですね。しかし!現状として生物多様性の認知度はあまり広がってないみたいですね…。私たちも知らなかったですし…。そこで、学生である私たちに何ができるだろうか?ということで、同世代の高校生、大学生に向けての情報発信をしていこうということで、このWEB記事を書くのに至ったのです。さらに、やはり文字だけでなく、直接発信していくのも大事だ!ということで2/25さがみはら生物多様性シンポジウムに参加してきました。以下よりシンポジウムでの発表内容を記載いたします!

「なぜなに?生物多様性」

  1. 生物多様性を知らなかった!
  2. この活動を通して生物多様性を知ることが出来た!
  3. じゃあ、生物多様性をこういう人に知ってほしい!
  4. こういう人をターゲットにWEB記事を書いた!
  5. 相模原市立博物館でのFW
  6. 相模原市の特産物を使ったFW
  7. この2つの生物多様性における活動を通じて初心者の私たちはこう考えた!
  8. 私たちと同じような初心者に生物多様性を広めていくにはどうすればいいか?

私たちは何者なのか?
私たちが所属する「さがまち学生Club」とは?
→相模原・町田の大学生が、“学生の力で町を盛り上げる”ということをテーマにして活動している団体です。

さがみはら生物多様性ネットワークさんから、主に若者への生物多様性を広めてほしいというミッションを頂きました。この時点で私たちは生物多様性について全く知らず、初めまして状態…汗

そして、私たちは2つのアクションを考え、実行しました。1つ目は、まずは、生物多様性がどのようなものなのか学ばなければ!ということで相模原博物館に行きました。その後、身近に行うためのアクションとして地産地消によって生物多様性を守ることが出来ると知り、相模原産の食材を使って料理をしました。

改めて、私たちに出来ることは何だろうか…と考えました。

この活動に参加するまで、私たちは生物多様性について何も知らなかった。この初心者であるということをポジティブにとらえて、新たな視点で生物多様性を感じることが出来るかもしれない。発信することが出来るかもしれないと思ったのです。

そして、自分たちと同世代の学生や若者をターゲットにして、生物多様性を発信していこうと決めました。そこで、手段として考えたのが今ご覧いただいているWEB記事でございます。どうでしょうか?ネットが主流となってきた今、WEB記事などは、若者の目にとまりやすいのではないかと考えたのです。

相模原博物館では学芸員の秋山さんに生物多様性をわかりやすく教えていただきました。全く知らないスタートだったので、初めは、落ち葉を使ったフィールドワークを行いました落ち葉一つ一つを見てみると形も大きさも色も違う、全く同じ落ち葉がないということ。これも生物多様性の一種であることを肌で体験することが出来ました。

外でのフィールドワーク以外でも、“ゲンジボタル”“カワラノギク”“治水”についてのお話を伺いました。※記事①に詳細を記載しています。

2つ目のアクションである特産品を使った料理と生物多様性。どうしたら身近に感じてもらえるのか…考えた中で、図のようなサイクルを生物多様性に一つずつ当てはめて考えることが出来るのではないかと思い実際に行ってみることにしました。

まずは、相模原市産の食材はどんなものがあるのだろうか?ということで、相模原市役所の方から教えていただいた“べじたべーな”さんにお邪魔し、食材の調査&購入してきました!

べじたべーなさんでは、一般的なきれいな野菜だけでなく、「B級品」とされる、傷がついていたり、形が悪かったりする野菜も販売しています。私たちはあえてB級品とされる野菜を購入しました。

現在、日本では大量廃棄やフードロスが問題となっていますが、その一因として私たち消費者の、きれいなものが欲しいという願いが強すぎるとことがあるとされているのです。

食材の買い出し終了後、調理に入る前に、シゲンジャーと対面✨料理で出るごみの正しい分別方法や分別が環境にどのような影響を与えるのか、楽しく解説してもらいました!またごみの減量化や資源化の取り組み、大量生産、大量廃棄の現状も教えていただき、自分たちが思っていたよりも深刻な問題となっていて驚きました。

調理開始!!

今回小山公民館の調理室をお借りして、カレーと豚汁を皆で作ってみました。とてもおいしくできましたよ!相模原にはたくさんおいしい食べ物があるのだなと実感✨また、地元の食材をスーパーで買うようにし、調理することで生物多様性を守ることに繋がっていくのではないかと実感しました。

それぞれの感想&考察

ぎーにゃ

私たちの日常が生物多様性によって守られているということを知り、それを知らないまま生きていくことは自然環境にとっても、ひいては私たち人間にとっても良いことではないんじゃないかと感じた。HOWで回答するのは今は難しいが、「だけではない」ことを強調すべきではないか。

こま

生物多様性からの恵みによって私たちの生活が豊かになっていることを知った。また、恵を受けている人間たちが生物多様性を崩してしまっている現状もあるということを知った。何も知らないと、何も行動できないから、今回生物多様性について知る機会があって良かった。私たちの行った、地産地消や、ゴミの分別など簡単な行動でも守れるものがある。まずは、身近なことからやってみるのがいいと思った。

あず

想像していたより複雑であり、自分含めた身近な問題であったこと、
それを自分たちで守ることも壊すこともできてしまうからこそ無知のままではなく、
きちんと知り、理解する場として今回学べてよかった。「どうせ」や「自分だけ」という考えをするのではなく、自分だけでも生活に根付くゴミ捨てや植物や自然などへの意識といった、小さなことから意識を変え行動を起こしていくこと。そこから周りに伝播させていくことが自分にできる行動ではないこと思った。

シンポジウムの様子

シンポジウム参加によって感じたこと、得られたこと

今回のシンポジウムは、私たちさがまち学生clubを含め、生物多様性について専門的な知識を持つ大学教授の方からの基調講演、学生の方の事例発表がありました。シンポジウムテーマとして“身近な生物多様性を考える”とのことで、初めて知ることもたくさんありましたし、とても興味深い内容ばかりでした。私たちは生物多様性と共に生きているということを改めて実感しましたし、生物多様性はとても幅広いテーマだなと感じました。人それぞれ色々な考え方が生まれるし、今回のシンポジウムも多様性にあふれていました。私たちはとても貴重な体験をさせていただきました。シンポジウムに参加して自分たちの視野や考え方が広がったと感じています。


記事製作者:こま
全体メンバー:あず、こま、ぎーにゃ

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