2020前期 活動まとめ

このページでは、13期(2020年6月〜10月)の毎週の会議の内容・活動の変遷をまとめています。さがまちの組織内で振り返ってみた時に会議の様子をしっかり思い出すための議事録でもあり、外部の方に活動の詳細を知ってもらうためのページでもあります。

13期さがまちは、このSagamachi Webをアップデートするために企画を立てる「WEBチーム」、コロナ渦でありつつも地域と交流をするための企画を立てる「交流チーム」、相模原市経営監理課さんよりオファーを受けて、”公共施設のマネジメント”についてPRをするために公共施設をキーワードとしたアナログゲームを制作する「公共施設ゲームチーム」の3つのチームに分かれて活動しました。コロナ渦で例年の新メンバー募集を断念し、完全オンラインのみ(対面NG)となったなかでの今期の活動の軌跡をご覧ください。

なお、特筆すべき内容がない場合には、内容を省略しています。

7/14 さがまち会議#7

<議事録ページ>

このページの元となった企画アイデア。#4〜#6でこの企画に至り、今回の会議では、記事の内容の方針を検討した。コンテンツの大枠は各会議におけるそれぞれのグループの活動を毎週記事としてまとめて公開するものとして構想していたが、すでに13期の会議は7回まで進んでいたため、これをどのように扱うかという点をまず考えることとした。当初は記事にリアルタイム感を持たせることを目的に、第6回までの内容については要点をまとめ単一の記事として公開する方針として、第7回以降の記事については会議の過程や試行錯誤まで踏み込むことを考えていた。これを前提に今回の会議ではこれまでの会議を要約した記事案を持ち込んだが、他のメンバーより「記事を見た外部に人がさがまちの活動を知って興味を持つには情報が足りず、またさがまちメンバーの視点では会議の様子があまり思い出せない」という指摘を得た。

記事のリアルタイム性を考慮した妥協案として、既に終了した回をまとめる方針を提案していたが、これらの目的を満たすためには既に終了した回についてもより詳しい内容が必要であるという結論に達し、次のように方針を転換することとなった。

•「第6回までについても詳しくまとめる」(残念ながら叶わず)
•「まず第7回(今回)の記事を執筆する」

<メンバープロフィール>

メンバーページの元となった企画アイデア。この企画は前回(7/7)の会議時に、WEBチームが作成した共通の質問に回答してもらい、Webページに掲載するという方針を定めていた。それを踏まえて今回の会議では質問内容とレイアウトの案を提案した。話し合いの中で、現在の内容では各メンバーの趣味嗜好や個性が十分に表現できないのではないかという懸念が指摘された。また、どの程度詳細な内容にするかという点も定まっていなかった。これらの課題を改善した内容にブラッシュアップすることを次回までの目標とした。

SNSの運用方針について主に話した。特にInstagramは現在さがまちであまり積極的に運用していないが、コロナが影響して今期の活動がこれまでとは大きく異なることを受けて、今後活用していくこととした。それぞれのメンバーのSNSの普段の使い方の違いから、様々な視点での意見が得られた。例えば、「投稿内容の統一感を持たせること」「ハッシュタグの効果的な活用」などが挙げられた。SNSに関しては、同じ大学生でありながら考え方や前提知識が大きく違う部分があったことが印象的であった。今回決まったInstagramの運用ルールは以下のようになった。

インスタの運用ルール
• 個人個人、インスタに投稿する企画を持つ  (投稿者の固定)
• 投稿したら報告
• 同じ投稿が続かないようにする(周期を合わせる)
• ハッシュタグの統一 (#さがまち学生club#さがまち#sagamachi#さがまちコンソーシアム#相模原#町田#学生団体)
• サムネイルは企画ごとにテイストを統一(イラスト、人物写真、文字のみ)

事前に各メンバーが挙げたゲームの問題点をもとにワークショップ形式で改善点を探った。意見が重複しているものも多く、多くのメンバーが同じ部分について問題意識を持っている傾向があった。また、重要だと思った意見について理由を説明し、考えを共有した。オンラインでゲームを制作するという困難な課題で時間も限られている中で、それぞれの考え方が対立することもあったが、プロジェクトを前進させることができたのではないかと思う。

7/21 さがまち会議#8

<議事録ページ>

第7回会議の記事原稿を基に改善案の検討を行った。執筆に当たっては、さがまちメンバーが見返した際にその回の会議の様子が思い出せること、さがまちの外部の方が記事を見て興味を持ってもらえることという二つのポイントを重視した。会議での話し合いでは、前者のポイントについては十分に満たすことができる内容になっているとの評価を得た。一方で、後者についてはまだ改善点があった。具体的には、それぞれのグループの活動を詳しくまとめているが、各グループの概要が説明されていないためにわかりにくくなっているという問題があった。この問題の背景には、記事が第7回会議からという中途半端な時点から始まっていることで、現状に至る経緯が省かれていることがあった。今後、以前の会議の記事も充実させていく予定だが、まずは暫定的に各グループの紹介を記事に盛り込む方向とした。 また、実際に記事を執筆したことで得られた気づきとして、会議における発言とその発言者について具体的に記述した方がより分かりやすくなるということがあった。この点について出席メンバーに対して是非を確認したところ、肯定的な意見が多く得られた。メンバーの詳細が外部に公開されていない現状ではあまり意味がないのではないかという指摘もあったが、これに関してはメンバープロフィールページで対処していくこととした。

町田市主催の虐待防止キャンペーンについて、さがまちでなにかできるかもしれないとのことで、外部の担当者と打ち合わせを実施した。さがまちとしては現段階ではプロジェクトとして実施するかどうか決めていない状態ではあったが、児童虐待が発生する背景も含めて話し合いを行った。実際にさがまちが参加する場合にどのような活動になるのかといった点について、ある程度明確なイメージを共有することができた。今回は打ち合わせのみで、プロジェクト実施の是非については議論ができていないため、次回以降メンバー内での話し合いを深めていきたい。

各メンバーが事前に準備した意見に対して、他のメンバーが疑問点や指摘点を出し合った。内容はゲームデザインや問題点、必要だと思う要素、想定されるプレイ時間など多岐に渡った。特に、ゲームにおいてプレイヤーの行動を妨げる要素が必要であるという点はほとんどのメンバーが一致した考えを持っていた。しかし、プレイヤーに不利な要素の中にも自分が不利になるものと他のプレイヤーに作用するものという違いや、ポイントに作用するか資産に作用するかなどの違いがあることが浮き彫りになり、今後さらに詰めていく必要があると感じた。また、ゲームの要素をどのように現実世界と重ね合わせるかという点も論点となった。今回の会議では深く踏み込む段階までは達しなかったため、引き続き議論を続けていく。

7/28 さがまち会議#9

今回は出席者数が少なかったこともあり、Webチームと交流チームのメンバーも公共施設チームの話し合いに加わって議論を進めた。それぞれのメンバーが考えたゲームデザイン案について疑問点を出し合って、前回の会議で話し合った内容からさらに細かく具体的な部分まで踏み込んでゲームデザインの方向性を検討した。これまで大雑把に描いていたゲームデザインを紙にまとめて可視化したことで、詰め切れていない部分をある程度洗い出すことができ、メンバー間のアイデアの理解を共有することができた。また他チームのメンバーも参加したことで、普段の話し合いとは違った視点からの意見を得ることができた。

8/4 さがまち会議#10

Instagram liveを使用しインタビューを行う企画が立ち上がった。会議前にそれぞれのメンバーが取材先候補を3つずつ考え、共有できるようにリサーチを行って話し合いを行った。各メンバーの取材先は今回の会議で候補を決定することができたので、次週までに各取材先に対応した内容を考え、企画全体のコンセプトも全体像をまとめてくることとした。

8/11 さがまち会議#11

今期を通して実施するInstagramインタビュー企画について、企画書の共有と内容の確認を行った。また、虐待防止キャンペーンについては、対談を行うことで内容が決まりかけていたので、その内容についてブラッシュアップを行った。Instagramインタビュー企画では、前回の会議時にそれぞれのメンバーが作成した企画書をベースに、企画のコンセプトの全体像をまとめ、これをブラッシュアップするための議論を行った。また、Instagramを使ってインタビューまたは対談形式の動画を発信する方向性とすることはすでに決まっており、今回は特に取材の概要および進め方について検討をした。具体的な取材方法は、Zoomを用いてオンラインで行うものとした。

虐待防止キャンペーンについては、相模原市の中学生(高校生)、さがまち学生club、子ども家庭支援センターの三者の対談形式として、虐待がなぜ起きてしまうのか考える場とした。タイトルから重い印象を与える懸念があったが、親子関係における心温まるエピソードを交えつつ前向きに考えられるような配慮を取り入れた。具体的な進め方として、事前にトークテーマを共有して、Zoomを使って収録し、後日Instagramで配信する方針とした。 次週までに、インタビュー企画については各メンバーの取材先に応じて企画書を完成させ、虐待防止キャンペーンについてはプロジェクトの現状を市の担当者と確認、共有することとした。

各メンバーのゲームデザイン、ルール案について、市の担当者にプレゼンテーションを実施した。前回の会議時で行った話し合いを基に内容をブラッシュアップして発表に臨んだ。

8/18 さがまち会議#12

インタビュー企画の詳細な検討と虐待防止キャンペーンの内容ブラッシュアップを行った。まずインタビュー企画については、メンバーのスケジュールをお互いに把握して取材日程の候補を決めた。また、インタビュー動画はInstagramで発信する予定のため、ビジュアル面で目を引くものとする必要があると考えられた。そのため、ビジュアルの構想についても軽く議論を行い、詳細を次週までに各自考えることとした。

虐待防止キャンペーンについては、前回に引き続き取材の内容を検討した。トークテーマは事前に設定する方針としたので、具体的なテーマを複数考えた。

市の担当者に対して行ったプレゼンテーションへのフィードバックを共有、整理してゲームの改善案を検討した。得られた意見の中では、想定するターゲット層とゲームの難易度の乖離があることや、学校の授業時間内で行うためにはルール説明を含めてプレイ時間を設定する必要があるというものなどがあった。また、各メンバーのゲームデザイン案によってプレイヤーの想像力を生かした大喜利をイメージしたものや、現実の行政に対してリアリティを持たせたものにするかといった点で違いがあり、個々の市の担当者の間でもこれらの点は認識や想定に幅があることが分かった。また、プレイ人数に関しても、個人プレイを前提にするかグループを前提にするかでデザインの方向性が変化するため、詳しく検討をする必要があると感じた。さらに、ゲームに戦略性や展開の深みを持たせるためにプレイヤーに対する妨害要素を取り入れることを考えてゲームデザイン案にも盛り込んでいた。しかし、プレイヤーが他者を能動的に不利にすることは現実の市の行政と照らし合わせたときにあまり整合性がなく、ルールありきになってしまっているのではないかと考えられた。これについては、現実的なモチーフとして妨害要素を取り入れるためには外部要因によるアクシデントという形にすることを一つの方向性として考えていく必要があると感じた。今回の会議におけるフィードバックの共有でさがまち側でも市に対して様々な疑問点が見出されたため、引き続き話し合いを行っていく方針とした。

ゲームデザイン案を一本にまとめてゲームの方針を明確化するために、各メンバーが考えた案のどれをベースにして進めていくか、他案のどんな点を盛り込んでいくかなどを決める必要があった。これについてはさがまち内で作業を完結させる方が良いと考えたため、公共施設チーム以外のメンバーも含めてどの案が良いか選ぶことにした。具体的な方法として、各案について説明する動画を作ってメンバー全員に共有しる方法を採ることにし、動画作成の方法に関してもメンバー内で共有を行った。

次週までに、動画の作成と共有を行ってメンバーによる投票を実施する方針で作業を進めていく。

8/25 さがまち会議#13

主にインタビュー企画について話し合いを行った。前回の会議時に確認したメンバーのスケジュールと仮日程を基に、取材候補日を絞り込んで取材先に連絡が可能な状態に持って行った。
また、これまでの取材とは異なり、オンラインで実施する計画であるため、実際にZoomを使って手順の確認をした。ビジュアル面については、参考になる動画やメンバーそれぞれの構想を用意していたが、これらの共有や検討は十分にできなかったため、次週までに宿題として考えることにした。これとあわせて取材先と企画書を再度見直すとした。

前回の会議時に出たフィードバックを踏まえた疑問点について、市の担当者に確認を行って認識の共有をした。まず難易度設定の前提となる対象年齢について、小学5年生から中学3年生とすることで同意した。また、プレイ時間については45分の授業内で実施できるよう、15から30分程度とする方針とした。ゲーム自体の位置づけとして、公共施設を知るきっかけになるものとして、公共施設マネジメントを伝えられるものにするということも明確にした。

以上の内容を踏まえて、特に公共施設のマネジメントとはどのようなものかを再度考える必要があると感じた。これまでの議論では、市民の要望に対応することをマネジメントの主軸として考えてきたが、実際のマネジメントはそれだけに収まるものではない。したがってさらに広い視野で実際の公共施設マネジメントをとらえ、ゲームに取り入れていくことが必要と考えた。

トップページへ戻る