『相模原お店大賞』って知ってる???

みなさんは『相模原お店大賞』を知っていますか?これを読めば、きっと次回の投票に参加したくなって、近所のお店に『お店大賞』ののぼりがないか、探しに行きたくなるはず!!

『お店大賞』の発足から、まだ企画段階のこと(!?)まで教えてくれたのは、相模原お店大賞実行委員長の荒俣大さんと相模原商工会議所 相模原お店大賞事務局(2020年当時)の黒沢郁章さんです。

荒俣大さん

黒沢郁章さん

『相模原お店大賞』のはじまり

発足のきっかけ

荒俣さん:
今年で(お店大賞の開催が)17回目になって、僕で3代目の実行委員長になるんだけど、発足当時、相模原にいいお店とか、努力をしててすごい素敵なお店とかがたくさんあるんだけど、それを市民の方がなかなか知らないと。

(お店をアピールする)手段がなかなかない、ということでそのことを伝えていく場があればいいな、というところからスタートしたのが、『お店大賞』ですね。

『お店大賞』の認知について

荒俣さん:
僕が実行委員長を引き継いだ時には『お店大賞』というものが知られるようになっていて、特に飲食店さんからは、「お店大賞知ってる!取りたいな~、関わりたいな~」という風に言ってもらえるまでに、ブランディングが出来ていたんです。

ただ、昔はそういったことがなくて、「お店大賞?」「何それ?」ってことがあったみたいですけど、受賞店に黄色ののぼりをプレゼントして、それを店頭に掲げているお店が年々増えていくごとに「なんだあののぼりは!?」と知られていくようになったかなという風に思っています。

飲食店だけでなく、小売・サービス業の部門があるのはなぜ?

黒沢さん:
商業者の立場から相模原市を盛り上げたい、というのが大きな目的だったので飲食店だけではなく、小売・サービス業も含めて、商業者全体を盛り上げていきましょう、というのが一番のスタートになります。

『#コロナに負けないお店大賞』ってなに?

なぜ去年、『#コロナに負けないお店大賞』を企画されたのですか?

荒俣さん:
元々2020年は、オリンピックイヤーだったので、夏に動けないと思っていたんです。そもそもお店大賞が出来るかどうかと思っていたら、ちょうど春ごろからコロナ(が危ない)ってなってきたので、(『お店大賞』として動くことは)無理かなという雰囲気だったんですけど。

でも、コロナが長引くにつれて、飲食関係の方が苦しんでいる姿がニュースなどで伝わってくる中で、長年やってきたお店大賞が、こんなに苦しんでいる年なんてめったにないだろうに、その年に何もしなくていいのかよという、そういう気持ちから、僕らで出来ることはなんだろうというところで、例年とは違う企画で、名前も分かりやすい方がいいだろうということで、コロナに負けずにいろんな工夫をしていらっしゃるお店さんを、応援したいなという気持ちで去年、企画をしました。

『お店大賞』だから知るお店のリアルな声

長年、相模原のお店を取材してきた『お店大賞』だからこそ聞くことの出来た、 コロナ禍を生きるお店さんの声を聞くと、意外な答えが!

黒沢さん:
コロナに負けないお店大賞の受賞店というよりは、昔の受賞店さんに関してなんですけど、やっぱり時短営業ということになると、時短で営業しても結局お客様は来ないので、ほぼ休んでいるのと同じ状況で、本当に身動きも取れないですし、この先どうなっていくか、というのも明確に分からないので、そこは非常に不安に思っている方が多かったです。

ただ、(コロナの)影響を大きく受けてしまうお店さんもある一方で、やはりお店大賞を受賞されているような店舗っていうのは、相模原市をリードしていくようなところもあるので、逆にお忙しかったりとか、時短営業の中でもお客様が増えたりとか、そういったところで、やっぱり強いお店はお客様が集まるんだなと感じました。

荒俣さん:
コロナをピンチととるかチャンスととるかってそれぞれだと思うんですけど、やっぱり受賞店に挙がってくるようなお店は、プラス思考の方がとても多いですから、コロナで通常の営業が出来ないなら、ちょっと趣向を変えてこういうことをやろうとか、時間が空いてる今のうちに、新しいことにチャレンジしてみようとか、そういう店主さんがとても多かったですね。かっこいいなと感じました。

『#コロナに負けないお店大賞』が新しく 取り組んだこと

『#コロナに負けないお店大賞』になって、 新たに取り組まれていたことが2つありました。

SNSでの発信・投票

荒俣さん:
ちょうど良かったと言ったら変な言い方ですけど、SNSでの発信が弱かったから、もっとSNSを使いたいなと思っていたところに、コロナで三密は避けましょうという流れで、もともとは投票用紙とかお祭り会場とか、そういったところでの投票をメインにしていたんですけど、そういうのが出来ないとなったときに、一気にInstagramのほうに舵を切ってやっていこう、ということでスタートしました。

投票数の変化は?

荒俣さん:
投票数めっちゃ変化ありました(笑)44,000票集まって、 例年は10,000(票)もいかないくらいだから、4倍になりました。 すごく良かったですよ。

Instagramによる投票を受け付けたことで、選ばれるお店の変化は?

荒俣さん:
そうですね。まずInstagram投票をメインにしたことで、今までより投票する年齢層、年代層が若くなりました。それから、Instagramで発信できるお店さんが選ばれやすくなったから、例えば、インスタ映えする食べ物とか、商品とかを扱っているところのほうが、投票は集まりますよね。そういう特徴がありましたね。

今後もSNSの使用は続けていくんですか?

荒俣さん:
とっても良かったので、続けたいし、でも、前のやり方(投票用紙による投票)もいいと思っているので、いいとこどりでやっていけるといいと思います。

実行委員会に迎え入れた学生メンバー

荒俣さん:
去年までの実行委員は平均年齢がすごく高くて、おっさん、Instagram知らんやろって感じだった(笑)SNSを使っている世代が実行委員にほしいよね、ということで絶対学生の力が必要になると思って、迎え入れました。波紋が起きました(笑)

学生メンバーの役割

黒沢さん:
基本的には月1回の実行委員会に来てもらって、企画を一緒に考えてもらったり、意見を出してもらったりというところとか、事務回りのお手伝いもしてもらっていて、受賞店に行ってチラシをお配りしたり、お話を聞いたりとかそういったところで協力してもらっています。」

荒俣さん:
ただ参加するだけでなく参画してほしいというか、どんなアイデアでもいいから出してほしいし、きっと取材とか行くと、絶対普通の大学生活では味わえない経験・体験が得られるので、とってもおすすめだと思います。

『お店大賞』のこれから

ここまで、とてもポジティブで明るいお話をしてくださった、荒俣実行委員長に、最後に『お店大賞』の展望をお聞きしました。

荒俣さん:
やっぱり今年もやってみて、やるだけの意味があるなとすごく思ったので、続けていくべき取り組みだなと思っています。今年はちょっと(コロナが)微妙ですけど、SNS等のやり方をもっと強みに出していこうとか、去年は実行委員も刷新して、若い人にも入ってもらって、大学生メンバーも何人も入ってもらったんですけど、それもとても良かったし、良かった部分は取り入れながら、また来年以降も取り組んでいきたいなと思っています。

大賞を狙うお店さん必見!!!まだ企画段階の貴重なお話!?

荒俣さん:
正式決定ではないですけど、飲食店さんが受賞店ですよ、と掲げてくれているのぼりだけを差し上げるのではなくて、もうちょっとリアルにお店の役に立つような、プロにお店のPRビデオを作ってもらったりだとか、すごいかっこいいポスターを作ってあげたりとか、そういったことをお店大賞でやってあげると、きっと喜ぶだろうなと。また、(お店大賞を)取りたいというモチベーションにもなるんだろうなと思っているんで、来年も僕が実行委員長だったらやるかな?(笑)

最後に…

荒俣さん:
相模原って全国ニュースで出る時、明るいニュースが少ないから(笑)出来ればいいネタで、全国発信したいなと思うよね。相模原は、こんなにおもしろいお店大賞の取り組みをやっているんですよと、そういうことをしたいと思っています。

お店大賞を盛り上げていく実行委員も然り、ファンも然り、投票してくれる人も然り、いろんな人を巻き込みたいので、今後のお店大賞を見逃さずにチェックしておいてください!

編集後記

荒俣実行委員長と黒沢さんの、『お店大賞』や、対象となるお店、相模原に対する熱い思いに触れられて、とても有意義な時間を過ごせました。

もう一つ印象に残ったのは、記事に何か書いてほしいことはありますか?と質問したとき、「実行委員長は若くてかっこよかったですって書いて」と笑顔で返してくださった荒俣実行委員長と、大変そうなことでも「実行委員長が言うことならなんでもやりますよ」と笑っていた黒沢さんです!お二人が、ユーモアを交えて取材を盛り上げてくださって、とても楽しい取材になりました。

お二人をはじめとした相模原お店大賞実行委員の皆さんが作り上げる、これからの『相模原お店大賞』に期待しかありません!!!!

相模原お店大賞・公式ホームページ:
sagamihara-omise.com