地域の情報

13年03月
忠生遺跡 町田市内最大遺跡の発掘と成果

忠生遺跡は忠生区画整理事業に伴い、1986年から2011年まで25年間を費やして調査された町田市内最大の遺跡です。
この遺跡は、境川流域の相模原台地の北西縁に位置しています。
発掘面積は約70,000平方メートルに及び、木曽西2丁目を主体としたA地区、根岸町・矢部町を主体としたB地区、根岸町のD地区に分けて調査されました。
その結果、旧石器、縄文、古墳、平安、室町、江戸の各時代にわたる遺跡が、高密度で発見されました。
特に、A地区の縄文時代中期集落(竪穴住居址176軒)および平安時代集落(竪穴住居址62軒、掘立柱建物址46棟)、B地区の旧石器時代の石器ブロック15箇所、古墳時代横穴墓23基および中世の墓域(土葬墓52基、火葬跡28基)は、どれも市内最大規模です。
これまでは速報展などで出土資料を部分的に展示してきました。
本展では整理作業の完了を機とし、初めて調査地区や時代を限定することなく忠生遺跡の全容を紹介いたします。
彫刻付大形石棒をはじめとする石製品、土器、土製品、金属製品、ガラス玉等から精選した約220件を、D地区敷石住居址の原寸大レプリカとともに展示します。
約2万年にわたる忠生遺跡の精粋をご覧ください。

期間:2013年3月16日(土)~5月19日(日)9:00~16:30(休館 毎週月曜)
場所:町田市立博物館
詳細:町田市